世界で活躍する5人のアスリートとタトゥーに込められた意味とは
基本的に一生消さないタトゥーですから、デザイン性だけでなく、自分にとって大切な意味を込めたいと思う方は多いでしょう。
もちろんあなたが知っているアーティストやアスリートに彫られたタトゥーにも、深い意味が込められています。今回は海外で活躍するトップアスリートに彫られたタトゥーと、その意味を見ていきましょう。
タトゥーが有名なバスケットボールプレイヤー
約5割の選手がタトゥーを入れているとされるNBA。各界のアスリートの中でも特にタトゥーを刻んでいる人が目立ちますが、その歴史は1990年代初頭からと比較的新しく、デニス・ロッドマンの派手なタトゥーはファンに鮮烈な印象を残しました。
デニス・ロッドマン
フルネーム | デニス・キース・ロッドマン |
誕生日 | 1961年5月13日 |
出身地 | アメリカ ニュージャージー州トレントン |
身長 | 203cm |
体重 | 105kg |
略歴 | 荒々しいディフェンスとリバウンドの多さで人気を集め、1992年から7年連続でリバウンド王を獲得したピストンズの選手。NBAチャンピオンを5回、NBA最優秀守備選手賞を2回獲得するなどチームに多大な貢献をし、引退後のNo.10は永久欠番となりました。 |
デニス・ロッドマンがタトゥーに込めた意味
ロッドマン選手の右胸には強そうなバッファローが描かれていますが、タトゥーでは「勇気」「強さ」という意味を持つ絵柄であり、アスリートとして失くしてはいけない気持ちを刻んだのでしょう。
また、動物愛護団体の広告では「INK,NOT MINK」という言葉とともにロッドマン選手のタトゥーが見える写真が掲載されていることから、バッファローの持つ「平和」という意味が込められているとも考えられます。
アレン・アイバーソン
フルネーム | アレン・エザイル・アイバーソン |
誕生日 | 1975年6月7日 |
出身地 | アメリカ バージニア州ハンプトン |
身長 | 183cm |
体重 | 74.8kg |
略歴 | NBAにおいてフィラデルフィア・76ers、デンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズの4チームでコンボガードとして活躍した選手。オールスターMVPを2回、NBAシーズン得点王を4回獲得しました。 |
アレン・アイバーソンがタトゥーに込めた意味
首筋に日本人にとって馴染み深い「忠」という漢字が入っていますが、これは家族やチームメイト、コーチに対する「忠誠心」や「忠義」という意味を込めて入れられたそうです。
また、右の肩から腕にかけての「HOLD MY OWN」には、「攻撃を受けても守り通す」「攻撃されても屈しない」などの意味があり、非常にアスリートらしい意味のタトゥーとなっています。
タトゥーが有名なサッカーボールプレイヤー
サッカー界にはタトゥーを入れているアスリートが多いですが、バスケットボール界と同じく、比較的最近になって一般化した文化のようです。選手のタトゥーが一般的になったのは、1990年代後半からと言われており、ディビッド・ベッカム選手の影響力が強いと思われます。
リオネル・メッシ
フルネーム | リオネル・アンドレス・メッシ・クッシッティーニ |
誕生日 | 1987年6月24日 |
出身地 | アルゼンチン サンタフェ州ロサリオ |
身長 | 170cm |
体重 | 72kg |
略歴 | リーガ・エスパニョーラ・FCバルセロナにフォワードとして所属する選手。優勝貢献数はバルセロナにおいて最も多く、その数はなんと33回。ゴールデンシュー獲得も歴代最多である6回であり、Wカップ南米予選では最多得点も記録しました。 |
リオネル・メッシがタトゥーに込めた意味
最も目立つ右腕に掘られたタトゥーは、「サグラダファミリアのステンドグラス」「時計」「蓮華」「ロサリオの地図」の4つ。
サグラダファミリアはバルセロナの象徴であり、「今後も変わらずバルセロナの象徴であり続けたい」という思いが込められています。また、ロッシの故郷であるロサリオの地図が描かれていることからもわかるように、土地への愛や想いが溢れるタトゥーです。
セルヒオ・ラモス
フルネーム | セルヒオ・ラモス・ガルシア |
誕生日 | 1986年3月30日 |
出身地 | スペイン アンダルシア州セビリア |
身長 | 184cm |
体重 | 82.2kg |
略歴 | リーガ・エスパニョーラ・レアル・マドリードに所属し、ディフェンダーでありながら、守・攻ともに優れた活躍をする選手です。UEFA EURO 2020予選で代表最多勝利数世界記録を更新、2019年ノルウェー線ではスペイン代表最多キャップを更新しました。 |
セルヒオ・ラモスがタトゥーに込めた意味
左指にもたくさんのタトゥーが入っていますが、指の根本に入っている数字には、アスリートとしての歴史が刻まれているそうです。
・35…セビージャでの背番号
・32…セビージャでの背番号
・19…スペイン代表デビュー時の年齢
・90+…UEFAチャンピオンズリーグ決勝
写真では少々わかりにくいですが、アスリートとして印象深く残った数字をタトゥーとして刻んでいます。
<h2>タトゥーが有名なラグビープレイヤー</h2>
ラグビー強豪であるニュージーランドのサモアでは、男子は一定の年齢になると「酋長に従う証」としてタトゥーを入れます。言わばサモアにおいて当然の歴史ということであり、ラグビー組織委員会でも「タトゥーは文化」と認めていることから、入れている選手が多いのでしょう。
レメキ
フルネーム | レメキ・ロマノ・ラヴァ |
誕生日 | 1989年1月20日 |
出身地 | ニュージーランド オークランド |
身長 | 177cm |
体重 | 92g |
略歴 | 19歳で来日しキャノンに加入してから、マツダブルーズーマーズを経てHonda Heatに所属するウィング・フルバックの選手。日本国籍を取得しており、リオデジャネイロオリンピック・ラグビーWカップ2019では日本代表に選ばれました。 |
レメキがタトゥーに込めた意味
レメキ選手のタトゥーは、両側の耳裏に入れられた「家族」「愛」という2つの漢字が有名です。そして、実は両腕にも家族愛を象徴するタトゥーが入っています。
十字架と薔薇は、どちらとも「愛」という意味です。
Family Tattoo!
出典:instagram
インスタグラムではレメキ選手自身がこのようにコメントしていることからも、家族への愛をタトゥーとして残していると考えられます。
アスリートは人生にとって大切なものをタトゥーにする
アスリートのタトゥーの意味を見てみると、アスリートとして、一人の人間として、人生で最も大切にしたいものをタトゥーとして残していることがわかります。
アスリートとしての歴史や家族への愛、故郷への愛などさまざまですが、体に刻むことによって「それらを背負って生きていく」という意識が高まりそうです。
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